合掌造り民家について

「合掌造り」とは、勾配の急な茅葺きの屋根(切妻屋根がほとんど)を特徴とする住居です。その勾配が急な屋根が手の平を合わせたような形であることから「合掌造り」と呼ばれています。

このような合掌型の住居は他の地方にもありますが、白川にある合掌造りの住居は他の一般的な民家と異なる特徴があります。

1)白川村では積雪が多く雪質が重いので、その自然条件に適合するために建物は「切妻」という呼ばれる構造となっています。日本の茅葺民家の屋根形態は入母屋造りか寄棟造りが一般的ですが、合掌造りは茅葺でありながら切妻造りです。

2)風の抵抗を最小限にし、夏は涼しく冬は暖かくなるよう日照量が調整されるように建物は白川の風向きを考慮し南北に面して建てられています。

3)作業場として利用できる屋根裏(小屋内)があります。幕末から昭和初期にかけ白川村では養蚕業が村の人々を支える基盤産業でした。屋根裏の大空間を有効活用するため小屋内を2~4層に分け、蚕の飼育場として使用していました。 切妻作りであるのは、妻の開口部で風と光を取り込むことで蚕の飼育に適した環境が作り出されるためです。

gassho style house

屋根の特徴

日本の民家の屋根の種類

日本の民家の屋根の種類

方角について

Mr. GO

Gassho Zukuri

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屋根が東西に向いてることで日照時間が長くなり積もった雪をとけやすくするため。また、屋根を素早く乾燥させ屋根を長持ちさせるため。

Mr. GO

季節風が庄川に沿って吹き、妻を北と南に向けることで風通しが良くなる。季節風の風向きに合わせることで風の抵抗を最小限にすることができる。
白川郷の暮らしを支えた産業のひとつに「養蚕」がありその蚕の育成にもとが必要だったんだよ。

お蚕さん